1軒目でも、満足のいく家づくりを実現させたい

世間では「3軒建てないと満足できる家は建てられない」と言いますが、私はそんなことはないと思っています。3軒建てないと満足できないのは、1軒目はお客様が家のつくり方が分からないためであり、2軒目は1軒目の改善点が見えるものの比較ができないせいであり、結局は正確に要望を伝えられないことが最大の問題だと思うのです。

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いずれにしても、お客様の満足を引き出せないのは建築会社の責任ではないでしょうか。建築会社は住宅づくりのプロとして、お客様の要望を正確に読み取りつつ、適切なアドバイスをし、満足していただける家づくりをしなければいけないのではないでしょうか。私は、建築会社はそうあるべきだと信じています。

ですから、私はお客様から建築上の不利や、コストの指摘を受けたときも、ごまかさず正直にお答えしています。たとえば、無垢の木を使うとひび割れやくるいが起きるだろうと問われれば、その通りですと答えます。そして、ひび割れ、くるいがあるからこそ、メンテナンスを手厚くしているのですとご説明します。

また、私どもでは現場着工前に必ず「できる限り現場に足を運んでいただき、何なりと気付いた点をおっしゃってください」とお客様へお伝えしています。工場製品で家をつくるのではなく、職人が現地でつくりあげるので、ある程度は工事が始まってからでもお客様の要望に応えられるのです。その際には、「ここまでは予算内ですが、ここはいくら追加予算が必要です」と正直にお話しします。現場でもお客様と二人三脚で家づくりをすることで、1軒目でも満足のいく家が建てられるはずだと信じています。

家づくりをされるときには、どんな些細なことでも、気軽に私たちに声をかけてください。できることはできる、できないことはできない、私たちはいつでも正直にお答えします。弊社を選んでくださったお客様に、私達は十分な時間をかけ、お互いを理解する事に努めます。その中から、それぞれのお客様に一番あった、ご提案をしっかりとつくりだします。家というのは正直なもので、ごまかしたり、手抜きをしたりすると、必ず後で問題が起きるものです。私たちは、そんな家づくりだけは絶対にしたくないのです。

代表取締役社長 悴田勝利

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